冷え性の原因は血流だけじゃない?自律神経との関係と改善法

手足がいつも冷たい

布団に入っても足先が冷えて眠れない

昔より冷えやすくなった気がする

このような「冷え性」の悩みを抱えている女性は少なくありません。

特に40代、50代になると、以前はそれほど気にならなかった冷えを強く感じるようになる方もいます。

冷え性というと、

血流が悪いから冷える

と思われがちです。

もちろん血流は冷えと関係します。

しかし、冷えを考えるうえで大切なのは、血流だけではありません。

体温を一定に保つためには、自律神経による血管の調節、腎臓の疲労、筋肉による熱産生、ホルモンの変化、睡眠や運動などの生活習慣など、さまざまな要素が関係しています。

この記事では、冷え性が起こる仕組みと、40代・50代女性に冷えを感じる方が増えやすい理由、そして日常生活でできる対策について解説します。


① 冷え性の原因とは

まず知っておきたいのが、冷え性はそれ自体が一つの病名というより、「冷えを感じる」という症状・状態を表す言葉だということです。

私たちの体は、外気温が変化しても体温を一定に保とうとします。

寒い環境では、体の熱を逃がさないように皮膚の血管を収縮させたり、筋肉を使って熱を生み出したりします。

この体温調節に関係しているのが自律神経です。

ところが、

  • 睡眠不足
  • 老化
  • 疲労の蓄積
  • 長時間同じ姿勢でいる
  • 腎臓の疲労

などが重なると、体温調節を担う仕組みがうまく働きにくくなることがあります。

その結果として、

「手足が冷たい」
「体は寒くないのに足先だけ冷える」
「冬だけではなく一年中冷える」

といった感覚につながることがあります。

つまり冷え性を考えるときは、単純に「血流を良くすればいい」と考えるだけではなく、体温を調節する仕組み全体を見ることが大切です。


② 冷えにも自律神経が関係してる?

自律神経は、血管の収縮・拡張など、意識せずに行われている体の調節に関わっています。

特に寒いときには、体の熱が外へ逃げすぎないように皮膚の血管を収縮させる働きがあります。

厚生労働省の資料でも、自律神経の調節がうまくいかないことで血管が収縮し、手足の皮膚などで冷えを感じることがあるとされています。

そのため、

単に「冷えているから血流が悪い」

というだけではなく、

睡眠・疲労・老化など

自律神経の調節が乱れる

血管の調節がうまくいかない

冷えを感じやすくなる

という流れも考える必要があります。

「冷えだけでなく、疲れやすい」

「眠りが浅い」

「季節の変化に弱くなった」

「手足が冷たくなる」

といった症状が重なっている場合には、自律神経の状態や内臓の不調にも目を向けてみる価値があります。


③対処しなければ冷え性は増していく一方

冷え性は若い頃からある方もいますが、40代、50代になってから気になるようになったという方もいます。

年齢を重ねるにつれて老化が進み、自律神経の中枢に混乱をきたすようにもなると言われています。すると、火照りやのぼせだけでなく、疲労感、めまい、動悸、頭痛、肩こり、足腰の冷え、不眠など、さまざまな症状が現れることがあります。

また、女性の更年期には、女性ホルモンの分泌が急減期に減るため、自律神経系に乱れが出やすくなり、その影響から冷えたり、急に火照ったり、汗が出てくるとも言われています。

ここで注意したいのは、

「冷え=更年期」ではない

ということです。

冷えの感じ方には個人差がありますし、自律神経の乱れ腎臓の疲労度合い、筋肉量、睡眠なども関係します。

そのため、

「年齢のせいだから仕方ない」

と諦める必要はありません。

冷えが強くなったときには、放っておかず、必要に応じて医療機関で原因を確認することも大切です。


④ 冷え性を悪化させやすい生活習慣

冷えが気になる方は、次のような習慣がないか確認してみましょう。

激しい運動

体内の代謝や細胞の活動により発生した不要な物質(老廃物)は、腎臓によって濾過され尿として体外に排出されます。

激しい運動によって老廃物が増えると、自動的に腎臓の仕事が増えてきて、腎臓が熱を持つようになります。

腎臓が熱を持つと手足の末端から熱が放散され、冷えてくることがあります。

長時間の入浴

激しい運動と同様、体内の代謝や細胞の活動によって不要な物質(老廃物)が多く発生します。

冷えがある人は「身体を温めた方が良い」と思いがちです。

確かに入浴は一時的に身体全体を温めますが、お布団に入った時にはますます手足が冷えてくるといった状況が少なくありません。

睡眠不足

そもそも睡眠は自律神経や体の回復に関係します。

「冷えて眠れない」

「眠れないから回復しない」

という悪循環になることもあります。

厚生労働省の資料でも、冷えや寒さによるストレスが入眠困難や中途覚醒につながることがあり、冷えへの対策が睡眠環境の改善につながる場合があるとされています。

長時間同じ姿勢

座りっぱなし、立ちっぱなしなど、同じ姿勢が長時間続くと身体全体の水分循環に悪影響を及ぼし、自律神経の乱れにも繋がることがあります。

「仕事中はほとんど歩かない」という方は、1時間に一度程度、立ち上がって軽く体を動かすだけでも習慣として取り入れやすいでしょう。


⑤ 今日からできる冷え性対策

冷え性を改善するために、特別なことを始める必要はありません。

まずは日常生活の中で、無理なく続けられることから始めてみましょう。

① 激しい運動を控える

激しい運動は身体全体に負担をかけるだけでなく、身体の中に老廃物が増え、それを処理する腎臓の疲労を招くことになりかねません。

腎臓の仕事が増えると腎臓は熱を持ち、手足の末端から熱が放散されて、冷えてくることがあります。

どうしても運動したいのであれば軽い運動にしましょう。

② 湯船につからない

身体全体を温めることで体内に老廃物が増え、結果的に腎臓に負担がかかる事があります。

腎臓に負担がかかると手足が冷える事があるという事を覚えておきましょう。

どうしても湯船につかりたいのであれば短時間で済ませましょう。

③睡眠時間を確保する

眠れない事は仕方ありません。

しかし、無理に起きる事は身体の回復時間を削ることになります。


⑥ 「冷え性だから」で片付けない

ここは非常に重要です。

冷えが長期間続いている場合や、以前とは明らかに違う冷えが急に出てきた場合には、単なる「冷え性」と考えず、一度医療機関に相談することも検討してください。

冷えの背景には、貧血や甲状腺など、別の病気が関係している場合もあります。

特に、

  • 強い疲労感が続く
  • 動悸や息切れがある
  • 急激に体重が変化した
  • むくみが強い
  • 手足の色が明らかに変化する
  • しびれや強い痛みを伴う
  • 片側だけ極端に冷たい
  • 冷えが急に悪化した

といった場合は、「体質だから」と自己判断せず、医療機関で相談しましょう。


⑦ 臨床で感じること

冷えを訴える方のお話を伺っていると、

とにかく体を温めればいい

血流を良くすればいい

と考えている方が少なくありません。

しかし、激しい運動や入浴が腎臓への負担を増加させ、更なる冷えを引き起こしている可能性があります。

私が大切だと感じているのは、冷えだけを見るのではなく、常に身体全体の状態を見ることです。

例えば、

「最近、仕事が忙しくて睡眠時間が減っている」

「一日中パソコンの前に座っている」

「疲れているのに休めていない」

という状態であれば、冷えだけを何とかしようとしても、根本的な生活環境が変わらない限り、また冷えを感じる可能性があります。

冷えは体からの「休ませてほしい」「生活を見直してほしい」というサインの一つとして考えるのも良いでしょう。

そのため当院では、冷えている場所だけを見るのではなく、自律神経の働き、内臓の不調、生活習慣などを含めて、なぜ冷えを感じているのかを考えることを大切にしています。


⑧ 冷え性は「体質だから」と諦めなくていい

冷え性になる原因は一つではありません。

血流だけではなく、

  • 自律神経
  • 筋肉量や運動量
  • 睡眠
  • 腎臓の疲労
  • 女性ホルモンの変化

など、さまざまな要素が関係しています。

だからこそ、

「私は冷え性だから仕方ない」

と最初から諦める必要はありません。

まずは、


しっかり休む

「今日からできる冷え性対策」をする

という基本から見直してみましょう。

そして、冷え以外の症状が強かったり、急激に悪化したりしている場合は、冷え性だけの問題と決めつけず、医療機関への相談も検討してください。


冷え性についてよくある質問

Q1. 冷え性は血流が悪いから起こるのでしょうか?

血流は関係しますが、それだけが原因とは限りません。自律神経による血管調節、腎臓の不調、筋肉による熱産生など、複数の要素が関係します。

Q2. 40代・50代になって冷えが強くなったのは更年期でしょうか?

更年期には手足の冷えなど、さまざまな症状が現れることがあります。ただし、冷えだけで更年期と判断することはできません。

Q3. 冷え性には運動がいいですか?

いいえ、そうとは限りません。軽度な運動による負担は身体に必要ですが、激しい運動は、より腎臓に負担がかかるため調節が必要です。

Q4. 足が冷えて眠れません。どうしたらいいですか?

まずは冷えの原因となりうる腎臓の負担が減るように、長時間の入浴や激しい運動は避けてください。

Q5. 冷え性で整体に行ってもいいですか?

はい、ぜひ来院ください。ただし、まず病気が疑われる症状がないか確認することも大切です。


★当院の整体は【体液循環の促進】【脳血流の促進】【脳の活性化】が第三者機関にて科学的に実証済です。

当院には、頭痛、不眠、慢性疲労、腰痛、めまい、四十肩、動悸、気分の浮き沈みなど、自律神経の乱れが関係していると考えられるさまざまなお悩みでご相談いただいています。一人ひとりのお身体の状態を丁寧に確認し、自律神経の働きを整えることを目指した施術で、健康づくりをサポートしています

詳しくは【治療法について】をご覧ください。

当院では自分で出来る1回30秒、自律神経を整える簡単【セルフケア】も指導していますので、【どこに行っても症状が良くならない】方はぜひ一度ご相談ください^^


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